2025AW ORDER ITEM
Valot black cryf wool gabardine, dark brown melfed corduroy+
アキ・カウリスマキ監督「Laitakaupungin valot」(邦題:街のあかり)で
主人公Koistinenが着ているブルゾンを参考にしました。
(素晴らしい作品なので、ぜひご覧になってみてください)
そこに1930~40年代ごろアメリカの
スポーツジャケットのディティールから着想を得て
デザインしたディティールなどを落とし込んでいます。
シルエットは
着物の構造を参考に作ったシャツShikiを採用しています。
オーバーサイズというアプローチではなく、
既製品として
より多くの体型に合わせるという意味合いで肩をガッツリ落としていますが
ウエストの絞りや袖のラインなどでシュッとしたシルエットになるようしています。
やはり着ていて楽ですw
Shikiと同じように
生地のドレープ感が際立つシルエットなので、
デザインも
なるべく線や厚みをなくし、生地の風合いがより活きるようにしています。
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背中の裾にはタックを入れ、
そこに挟み込むようにアジャスターを付けています。
ここをかなり絞ることにより
独特なドレープ感が生まれます。
下の画像はアジャスターをかなり絞った時なのですが、平置きだとわかりづらいですねw
この丈でこのサイズ感のジャケットは
楽ですし、気軽に羽織れてしまうので
なんやかんやいつも着てしまっているという良い相棒になってくれると思います。
生地は2種類です。
1つ目は
black cryf wool gabardine
いつもお世話になっている尾州の生地メーカーさんのアーカイブから見つけた
1900年代前半に作られた
超高密度ギャバジンをベースに作ってもらったファブリックです。
圧倒的高密度で
もはやレザーに近いような質感ですw
含浸加工などは一切していませんが
かなりハリがあり、独特なドレープ感が出ます。
※前回生産した際の残り分だけになりますので、数量限定になります。
2つ目はベルベットのような滑らかさのある
肉厚なミディアムウェールの素晴らしいクオリティの高密度コーデュロイです。
良質な原料を使ったここまでの高密度、そしてパイルの立ち具合など
静岡県天龍社産地の熟練の職人さんだからこそ作れる生地だと思います。
すみませんが、
こちらも廃盤になってしまった生地で
工場に残っているのを買わせてもらっただけなので、数量限定になります。
それも含めて、一生大事にしたいなと思える感じの生地ですw
この生地で新型トラウザーStewartも生産予定です。
1stサンプルからの修正点
①衿ぐりの前下がり107.97mm→99.97mm それに合わせ衿型など調整。
②後身頃裾アジャスター
アジャストベルト前の長さ19mm→12mm
アジャストベルト後にループを付ける。
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