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良い生地か悪い生地かの見分け方について、よく聞かれることが多いんですが、

用途と好みの問題なので

絶対的客観的に良い生地か悪い生地かの選別はできないと思います。

それに生地だけっていうより、その服の全体的な雰囲気に合うかどうかが大事だと思うので。

ですが値段が高そうか安そうかっていう判別はできます。

一般的に良い生地=高い生地って表現することが多いのかなと感じます。

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まず糸の原料が高ければ、もちろん値段が上がります。

糸番手が同じ場合なら、密度が高い方がそれだけ糸の量を使うし、織る(今回は織物についてのみの場合)のが難しくなるし、時間がかかるので、単純に値段が上がります。

あと注目されることが少ないですが、

最後の仕上げ加工で生地の雰囲気が全然変わりますので、手の込んだ加工だと値段が上がります。

かなり簡単に言ってしまうと高い生地は

高い原料を細い糸番手にし、それを何本も撚った糸を使い超高密度に織り、手の込んだ加工をした生地ですね。

最初にも申し上げた通り、

高い生地だから雰囲気が良いというわけではなく、高くなくても素晴らしいなと思う生地はたくさんあります。

よく気に入って使っていて、海外のラグジュアリーブランドも多用しているデニムの生地メーカーさんは値段がめちゃくちゃ高いというわけではないのですが、

テキスタイルデザインが本当に上手いな感じます。凄く製品映えします。

個人的に生地が良いとか悪いとか高いとか安いとかを気にするよりは

そのプロダクトの雰囲気が良いかどうかで判断された方が長く付き合える服を買えるのではないかと思います。

そもそも生地を買うわけではなく、服を買われるわけですからねw

そして自分が気に入ったのであれば

良いとか悪いとかって結局人それぞれで、自分が良いと思えば良いと思うので

自信を持って着れば良いんじゃないかなと思います。

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