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こんにちは。

デザイナーの竹田です。

生地に関してお話しします。

生地はね、ほんとに奥が深いんですよ……。

生地の展示会でよくデザイナーっぽい人が知ったかぶって、生地メーカーの人に色々偉そうに言ってるのを見ますが、かなり間違ったこと言ってます。生地メーカーの人に「いえ、これはそうじゃないんですよ」って訂正されると「知ってるわよ! そんなこと!」って逆ギレしてました。まだいるんですよね、こういうハナタカさんが……。デザイナーでも生地に関してよくわかってない人はたくさんいます。

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まあかなり突き詰めていくとオタクの世界なんですよね。知っていると生地の良し悪しを見分けることができるし、特性がわかるので便利です。

でも、作る側でないなら、あまり知らなくても別に問題ないと思います。 

パッと着てみて、良いかどうか自分の感覚を信じれば良いと思います。生地作りのこだわりは結局は手段であって、目的ではありません。

目的は、いかに着た人が良い気持ちになれるかです。だから、旧式織機で織ったから良いんですよとかこれは超長綿だから良いんですよとか生地の作りだけを推してくるのが嫌いです。

なんでいいのか説明してくださいって話しですよねw そんなんでガンガン買わせようとしてくるのが本当に鬱陶しいですね。僕はこういう中途半端な接客してくる人にはガンガン攻めてきますw

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まあとりあえず糸に関して書きます。

2ply(双糸)だとか3ply(三子糸)って見たことありませんか?

あれは糸を二本、三本撚ってますよってことです。

普通の生地はだいたい単糸(一本の糸)で織られています。そりゃ糸を二本も三本も使うよりは一本の方が安いですよね。それに一概には言えませんが細い糸の方が高いです。なので基本は単糸を使われていることが多いです。

なぜ二本も三本も糸を使うのかというと、

糸が細くなると光沢感が増し肌触りが滑らかになるんですが、耐久性が落ちるんです。そこで細い糸を二本や三本使うことで、一本の太い糸と同じ太さになり、光沢感や滑らかな感じをキープしつつ耐久性を上げることできます。

要は単糸より双糸や三子糸の方が良い生地ということになります。ですが単糸は単糸で良いとこはあります。ヴィンテージ感出したり、ざっくりした感じを出したり。でも僕は気心地が良いのが好きなんで、基本的に双糸以上の生地を使うようにしています。

生地に関してはこの辞典を一冊持っておけば、なんとかなると思います。この本は本当に素晴らしいです。

まあ辞書だし、カラーページもかなりあるので少し高めですが……。

生地に関して勉強したいって方にはいつもこれをお勧めしています。